おうち時間をもっと快適にするグッズたち
最近、家で過ごす時間が、なんだか楽しい。
あんなに外に出るのが好きだった私が、休日にスウェット姿のまま、ずっとリビングで過ごしていたりする。
「今日もどこにも行かずに一日が終わっちゃった」なんて思うこともあるけれど、不思議と心は満ち足りていた。
おうち時間を快適にするために、少しずつ集めてきたアイテムたち。
どれも“ちょっとした工夫”の積み重ねで、部屋の空気が少しずつ変わっていった。
今日はそんな私のお気に入りたちを、そっと紹介したい。
🛋️ クッションとラグで「座る」が変わる
最初に買い替えたのは、リビングのラグだった。
以前はグレーの無地のものを敷いていたけど、ある日SNSで見かけた“低反発もっちりラグ”という言葉に心が惹かれ、思い切って購入。
届いたそのラグは、手触りが驚くほどやわらかく、床に座るとまるでふかふかのケーキの上にいるような気分だった。
その後、厚手のフロアクッションも買い足した。
低めのテーブルにノートパソコンを置いて、クッションにもたれながら作業をする。
それだけで、まるでお気に入りのカフェのような空間が完成した。
硬いイスで長時間座るのはつらいけれど、体にフィットするアイテムがあるだけで、家の中での「座る時間」がちょっと贅沢になる。
☕ おうちカフェを叶える、小さなコーヒーコーナー
キッチンの片隅に、小さな“カフェスペース”を作った。
棚の一角に、お気に入りのマグカップとコーヒー豆、ミル、ハンドドリッパーを並べる。
その横に、小さなスピーカーを置いて、朝はジャズを流しながら豆を挽く。
「お湯をゆっくり注ぐ」という行為が、こんなにも心を整えてくれるなんて、知らなかった。
蒸らす時間も、ただぼーっとして過ごす。
その時間が、忙しい日常のなかで、ぽっかり空いた“余白”のように感じられる。
ちなみに最近のお気に入りは、ミル付き全自動コーヒーメーカー。
眠たい朝にスイッチひとつで香りが立ちのぼるのは、まるで魔法のようだった。

🕯️ 暮らしに香りを。アロマと間接照明のチカラ
リモートワークに集中できない日は、アロマディフューザーを使うようにしている。
ローズマリーやレモングラスなど、頭がすっきりする香りを選ぶと、不思議と気持ちが整って、集中力がぐんと上がる。
夜は一転、オレンジスイートやラベンダーで、ゆったりモードに切り替える。
間接照明をつけて、部屋全体を柔らかい光にすると、気持ちがゆるやかにほどけていく。
香りと光。このふたつが整うだけで、「今日もがんばったね」と言ってもらえたような気持ちになる。
📚 デジタルから少し離れて、紙と触れあう
おうち時間が長くなって、読書の習慣が戻ってきた。
文庫本のページをめくる感触、インクの匂い、手にずしりとくる重み。
スマホの画面では得られない、静かで濃密な時間。
最近ではひざ上ブックスタンドも導入して、ベッドの上でも快適に読書タイムが楽しめるようになった。
寝る前の30分。ブルーライトから離れ、本の世界に浸るその時間が、私を日常から救ってくれる。
🪴 緑があるだけで、心が安らぐ
そして何よりも、私の部屋に変化をもたらしてくれたのは、「植物」だった。
最初はサボテンから始めて、気づけばモンステラ、シュガーバイン、エアプランツ…と増えていった。
朝、カーテンを開けて水をあげる。
その小さなルーティンが、生活にリズムを与えてくれる。
新芽が出るだけでうれしくて、部屋の中に“生命”があることに、ほっとする。
窓際に置いた自動水やり機能付きプランターは、旅行のときにも安心で、ずぼらな私の味方だ。
おうち時間というのは、受け身の時間ではない。
心地よくすることも、豊かにすることも、ちょっとしたアイテムと工夫次第で変えられる。
もちろん、何も持っていなくても、
ただ静かに湯船に浸かること、音楽を流して目を閉じること、それだけでも素敵な過ごし方。
でも、日常にほんの少し“心が動く瞬間”を作ってくれる道具たちは、思った以上に心強い味方だった。
「この部屋が好き」
「この時間がうれしい」
そう思える日が増えていくたびに、
私は少しずつ、自分を取り戻していく。
快適とは、何も派手なことではない。
小さなことを“好き”と思える、その気持ちがあるだけで、
家はもっと、あたたかくなる。
今日もまた、私はお気に入りのラグの上で、
温かいマグカップを手に、静かな休日を味わっている。